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脱税罰金に不満、カジュアル衣料4ブランドが陳情書


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年2月22日_記事番号:T00021039

脱税罰金に不満、カジュアル衣料4ブランドが陳情書

 
 カジュアル衣料ブランドのHANG TEN(ハンテン)、GIORDANO(ジョルダーノ)、Baleno(バレーノ)、bossini(ボッシーニ)はこのほど、台湾税務当局に脱税で約5億台湾元(約14億3,000万円)の罰金を科されたことを不服として、馬英九総統らに宛てた陳情書を提出した。このうち、罰金3億元の支払いを求められたHANG TENは適切な対処がなければ、台湾からの投資引き揚げも辞さない姿勢を示している。22日付経済日報が伝えた。

 4社は陳情書で「法律を守り、誠実に納税することは、ブランドイメージと倫理を重視する姿勢に基づくもので、これまで納めてきた営業税は、付加価値型営業税の法律と精神にも符合している」と訴え、台湾税務当局が付加価値部分の33~47%に達する罰金を適用したことに強い不満を訴えた。

 HANG TENの香港法人代表は近く台湾を訪れ、頼士葆立法委員(国民党)や行政院、財政部に陳情を行う予定だ。頼立法委員は「HANG TENが投資を引き揚げるようなことになれば、台湾の国際的イメージが大きく傷つく」と懸念を表明した。