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カルテ電子化推進、転院もスムーズに


ニュース 医薬 作成日:2010年2月22日_記事番号:T00021043

カルテ電子化推進、転院もスムーズに

 
 行政院衛生署は4月から、病院におけるカルテの電子化に向けたプロジェクトを3年間かけて推進する。予算額は60億4,000万台湾元(約173億円)で、転院時に病院間で電子カルテを交換することで、不必要な検査を省く狙いもある。21日付中国時報が伝えた。

 電子カルテへの移行は、衛生署の支援で既に92の病院で実施されているが、対象を台湾全土500の病院に拡大する。病院間で電子カルテの交換が実現すれば、患者が転院前の病院で受けた検査を転院後に繰り返す必要がなくなる。

 衛生署は行政院の「振興経済拡大公共建設特別予算」を財源に充てる方針で、各地での説明会を経て、4月から各病院からの補助申請を受け付ける予定だ。補助対象は血液検査、X線撮影など映像検査、医薬品の処方記録などの電子化。補助金の支給比率は財源に乏しい小規模病院で高めに設定する。3年後には80%の病院でカルテの電子化が完了する見通しだ。