呉敦義行政院長は22日、仕事始めのあいさつで、高雄県燕巣郷に３月にプレオープン予定で、間もなく3,000人以上の従業員を募集する大型複合商業施設、義大世界（Ｅ－ＤＡワールド）を含め、春節（旧正月）連休明けに約20万件の求人が行われるとの見方を示した。呉行政院長は連休期間中、コンピューター関連企業など10人以上の経営者から電話で新年のあいさつを受ける都度、「貴社は何人補充するのか」と尋ねたという。22日付聯合晩報などが報じた。
行政院の新年会に出席した呉敦義行政院長（右）と朱立倫行政副院長（左）（22日=中央社）
呉行政院長はまた、昨年９月に就任した際に挙げた３項目の最重要任務、▽台風８号（アジア名・モーラコット）水害からの復興▽新型インフルエンザ（Ｈ１Ｎ１）対策▽経済振興──について成果が上がっているとして関係省庁の努力に感謝を表明した上で、経済については「１月は税収、貿易額が大幅に成長し、失業率も５カ月連続で低下している」と景気回復が進んでいることを強調した。
呉行政院長は内閣のメンバーに対し引き続き努力を求め、台湾企業や中国企業、その他外国企業の台湾投資がスムーズに行われるよう、障害を取り除いていくことに強い意欲を示した。
