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鉄鋼・金属
作成日：2010年2月23日_記事番号：T00021074
ステンレス２社、３月価格５％引き上げへ
23日付蘋果日報によると、燁聯鋼鉄（YUSCO）と唐栄鉄工廠のステンレス大手２社が、国際ニッケル価格が春節（旧正月）連休期間中に17％も上昇したことから、25日発表とみられる３月のオファー価格を１トン当たり5,000台湾元（約１万4,200円）、約５％引き上げるとの見方が出ている。
YUSCO主管は、「ニッケル価格は１トン１万7,000～１万8,000米ドルから一気に２万米ドルまで上昇しており、３月の台湾市場向けステンレス価格は値上げの必要がある」と語った。その上で、同社の受注見通しは第２四半期まで明るく、３月は生産した製品が完売する状況となり、出荷量は８万トンを突破するとの見通しを示した。
このほか、允強実業、彰源企業（FROCH ENTERPRISE）、新鋼工業など流通業務も行うステンレスメーカーは、春節連休明け直ちに値上げを行ったが、コスト上昇には追い付いておらず、YUSCO、唐栄の３月価格が明らかとなった後に再値上げするとみられる。
