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STB購入補助に100億元も、デジタル放送化でNCCが提案へ


ニュース 電子 作成日:2010年2月23日_記事番号:T00021076

STB購入補助に100億元も、デジタル放送化でNCCが提案へ

 
 台湾で2012年に予定されるテレビの地上アナログ放送終了に合わせ、国家通訊伝播委員会(NCC)は近く行政院国家資訊通信発展推動小組(NICI)に対し、デジタル放送への移行に必要となるセットトップボックス(STB)の購入補助に100億台湾元(約284億円)以上の予算を投じる計画を提案する。順当に承認が得られれば、11年にも実行される見込みで、700万台以上のSTB商機を市場にもたらすとみられる。23日付電子時報が報じた。

 観測によるとNCCは先ごろ、委員会で2通りのプランを決議したとされる。その一つは全700万世帯に対し、STB無料取得を支援するもので、1世帯当たりの補助金は約1,500元、総予算は105億元となる。NCC関係者は、デジタル放送への移行が一挙に進み、すべての家庭で高精細度(HD)デジタル放送が見られるようになることを補助政策のメリットとして挙げた。

 もう一つのプランは約10万世帯の低所得家庭のみを対象に2,500元の補助を行うというもので、総予算は2億5,000万元だ。