ニュース 電子 作成日:2010年2月23日_記事番号:T00021077
パソコン、デジタル家電、周辺機器などに使われるコネクターのメーカーが次世代データ転送規格「USB3.0」普及による新商機獲得をうかがう中、鴻海精密工業は、同規格の開発に基礎段階から参入した結果、関連特許の取得に成功した。ライバル企業は鴻海の特許を回避して開発を進める必要があり、新規格導入初期は鴻海が市場で優位に立つ見通しだ。23日付工商時報が伝えた。
鴻海は関連製品の発売準備を既に整えており、市場の形成を待って、パソコン向け、携帯電話端末向けに出荷を開始する予定だ。
USB3.0は従来のUSB2.0に比べ、データ伝送速度が約10倍速い毎秒5メガビットに達し、ブルーレイディスクやその他高画質の映像データ伝送に不可欠となる。このため、今後、USB3.0規格対応のコネクターはポータブルプレーヤーや光ディスクドライブなどに採用が進むと見込まれている。
市場関係者は、ライバル企業が鴻海の特許を回避して独自の製品開発を行うには、少なくとも3カ月から半年の時間がかかるとみている。
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