ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASUSのノート委託拡大が減速、中国労働力不足で


ニュース 電子 作成日:2010年2月23日_記事番号:T00021079

ASUSのノート委託拡大が減速、中国労働力不足で

 
 23日付電子時報がノートパソコン部品業者の話を基に報じたところによると、華碩電脳(ASUS)が中国の労働力不足を受けて、ノートPC生産の外部委託計画の見直しを迫られている。当初、外部委託比率を上半期に3割、年内に5割へと拡大する方針だったが、委託先が生産能力不足に陥ったため、一部製品の発注をASUS傘下の和碩聯合科技(ペガトロン)に振り分け直しているようだ。労働力不足問題が第2四半期以降も解決しなければ、ペガトロンとの経営分離(スピンオフ)計画に遅れが出ることも懸念されている。

 ASUSはこれについて、「中国の労働力不足を受けて、一時的に発注の調整を行っている」とのみコメントした。

 ASUSは、上半期は鴻海精密工業にノートPCの3割を生産委託し、年末までに新たな発注先1社を確保して外部委託率を5割に引き上げることで、ブランドと受託生産の線引きを明確にする計画だった。