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国家図書館にコミック登場、利用資格は19歳以上


ニュース 社会 作成日:2010年2月24日_記事番号:T00021087

国家図書館にコミック登場、利用資格は19歳以上

 
 とうとう国家図書館でもコミックが読める時代になった。国家図書館の分館である芸術視聴資料センター(台北市中正区延平南路156号)内に23日、約1万冊の蔵書を有する「漫画屋(コミックハウス)」がオープンしたのだ。

 「漫画屋」の蔵書の9割は日本のコミックだが、中国近代を代表する漫画家、豊子愷(1898~1975)の漫画全集や、有名なフランス人漫画家メビウス(1938~)の精選集、ロシアのイラスト作品集、中国から購入した画仙紙が袋とじされた古書や過去にコンテストで受賞した漫画作品、教育用ビデオ、アニメ関連の資料などもそろっている。

 国家図書館によると、「漫画屋」設置の目的は、台湾の漫画家に交流、学習、作品発表の場を提供すること、および若者に台湾の漫画を再認識してもらうことだ。台湾ではコンテストを目指して漫画を描く漫画家がほとんどだが、受賞作品を出版する出版社は少ないのが現状で、台湾漫画産業の発展促進を政府に呼び掛ける声も多い。

 なお、「漫画屋」の入館資格は、国家図書館本館と同じで、19歳以上の中華民国国民と19歳未満の大学および専科学校(単科大学・高専に相当)の在学生。コミックの主な読者層である青少年は締め出されることになり、不公平だとの批判もあるようだが、「漫画屋」の蔵書は1万冊と、台北市立図書館中崙分館の8万冊にはるかに及ばない。無料でコミックを読みたいなら、中崙分館を利用するほうが賢明だろう。

 なお、台北県立図書館の統計によると、2009年の同県公共図書館利用者は延べ1,159万人と、前年比で2割も増加した。不況の影響で図書館は費用のかからないレクリエーションとして人気が高まっているという。