ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

金管会、東南ア台湾企業の上場に期待


ニュース 金融 作成日:2007年8月15日_記事番号:T00002110

金管会、東南ア台湾企業の上場に期待

 
 胡勝正行政院金融監督管理委員会(金管会)主任委員は14日、現在、マレーシア、ベトナム、タイなど東南アジアで展開している台湾企業に、台湾株式市場を最初に上場する市場として選択してもらうことを目指しており、これら企業との意見交換を経て、半年から1年の間に具体的な計画を提出する予定だと語った。

 現在台湾は、海外18の証券取引所の上場企業に対し、台湾預託証券(TDR)の発行を開放しているが、外国企業が台湾市場を最初の公開市場として選ぶことは認めていない。胡主委はこの規制を緩和する考えで、まず東南アジアの台湾企業による台湾上場が最初の目標だと語った。

 東南アジアの台湾企業をターゲットにするのは、中国の台湾企業の場合、「中国への投資額が資本金の40%を超えてはならない」という台湾株式市場の上場ルールに抵触する恐れが低いためだ。

 胡主委はまた、「香港市場で公開した台湾企業の半数は、株価が公開価格を割っている」と述べ、中国に進出した台湾企業による香港市場での公開が相次いでいる現状をけん制した。15日付経済日報が報じた。