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自動車・二輪車
作成日:2010年2月24日_記事番号:T00021102
自動車・バイクメーカー、人材採用を再開
景気回復を受け、自動車・バイク業界が、春節(旧正月)明けから大量求人に動いている。24日付工商時報が伝えた。
同業界は金融危機以降の景気低迷で、これまで新規雇用を凍結してきたが、景気が回復基調に乗り、各社とも残業体制で生産を拡大している上、自動車市場が年内に再び低迷することはないという観測から求人凍結を解除した。生産現場では以前解雇した従業員を3~6カ月の契約で優先雇用している。
このうち、国瑞汽車はインターン300~350人と契約労働者400~450人を募集している。ただ、景気回復に不透明感が残ることにも配慮し、契約期間は半年とした。
裕隆汽車三義工場(苗栗県)は、日産ブランドの乗用車のほか、自社ブランドの「LUXGEN(納智捷)」と「tobe(酷比)」の生産も行うため、期間3カ月の契約労働者を160人、正社員を25人採用した。
このほか、中華汽車工業は既に昨年、インターンと契約労働者計60人を採用。台湾ホンダは100人、福特六和汽車は100~150人の契約労働者を昨年中に採用しており、3社はこれら労働力を春節後も継続雇用している。
バイク大手の光陽工業(KYMCO)も大卒以上の人材70人以上を採用し、研究開発(R&D)、マーケティング、生産、海外への部品輸出などの現場に投入する構えだ。採用規模としては過去5年で最大となる。