瑞軒科技（アムトラン・テクノロジー）が全製品の７割を受託している米液晶テレビブランド、ビジオ（VIZIO）は昨年の米国市場で出荷台数が592万台（シェア18.7％）となり、前年の３位からサムスン電子とソニーを抜いて首位となった。市場調査機関、アイサプライ（iSuppli）の最新報告を基に24日付経済日報が伝えた。
同報告によると、2009年のビジオの出荷台数成長率は前年比91％で、市場平均の29％を大幅に上回った。ビジオは既に米国市場でブランドイメージを確立するとともに、価格動向を決めるリーダー的な役割を果たしているとアイサプライは評価している。
ビジオは今年、出荷台数800万台を目標としており、ウィリアム・ワン（王蔚）最高経営責任者（ＣＥＯ）は、アムトランをはじめとした台湾メーカーの業績にさらに貢献できる見通しだと表明した。
同社は従来主に韓国のＬＧディスプレイ（ＬＧＤ）から調達していた液晶パネルについても、昨年下半期から友達光電（ＡＵＯ）や奇美電子（ＣＭＯ）など台湾メーカーからの調達を増やしている。
