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作成日:2010年2月24日_記事番号:T00021108
中国で格安アンドロイド携帯登場、台湾メーカーは追随せず
中国の通信機器大手、華為技術が4月に発売を予定するグーグルのモバイルプラットフォーム「アンドロイド」搭載携帯電話「Pulse Mini」は、本体価格が155米ドルと、主流アンドロイド携帯の約3分の1、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)製造機種の約半分という格安価格だ。「アンドロイド携帯は2010年末に200米ドルまで値下がりする」との業界予測をも上回る低価格だが、台湾メーカーは、ミドル~ハイエンド機種が人気な上、通信キャリアによる購入補助金を考慮すれば、依然価格競争力は保てるとして、値下げに追随しない構えだ。24日付電子時報が報じた。
華為の「Pulse Mini」に搭載されるアンドロイドは、最新バージョンの「2.1」で2.8型タッチパネルディスプレイや320万画素のデジタルカメラを備える。しかし、価格は昨年第4四半期に欧州の通信キャリア大手、T-モバイル向けに出荷した同社初のアンドロイド携帯「Pulse」の340米ドルの半額以下に抑えた。華為の郭平・主席策略長は、「スマートフォンの価格は高過ぎる。150米ドルまで下がらないと大幅な成長は見込めない」と語っている。