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作成日：2010年2月25日_記事番号：T00021138
メディアテック、生産委託を最大20％削減か
ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が在庫調整のため、主要な生産委託先の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、聯華電子（ＵＭＣ）に対する発注量を10～20％削減するとの観測が流れている。25日付経済日報が伝えた。
業界筋は「一部のＩＣ設計業者に在庫過多の傾向がみられるため、メディアテックは発注量の削減を決めた」と指摘した。メディアテックによる発注削減の動きで、ＴＳＭＣなどは第２四半期以降の受注減を懸念している。パッケージング・テスティング（封止・検査）業者の設備稼働率にも影響を与えるだけに、発注動向に注目が集まっている。
これについて、メディアテック幹部は24日、「多くの生産委託先がある中、個別の委託先に対する発注を調整するのはよくあることで、市場需要を悲観していることを示すものではない。前四半期に在庫量は増加したが、依然として正常レベルを保っている」と指摘した。メディアテックの在庫量は通常40日分前後だが、昨年第４四半期には52日分まで増加していた。
