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仁宝、マグネ・アルミ合金メーカーを垂直統合


ニュース 電子 作成日:2007年8月15日_記事番号:T00002117

仁宝、マグネ・アルミ合金メーカーを垂直統合

 
 ノートパソコンOEM(相手先ブランドによる生産)大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は14日の董事会で、を開き華立集団傘下のマグネシウム、アルミニウム合金メーカーの宏葉新技および句容華葉に15億台湾元(約53億円)の出資を行うことを決めた。仁宝の持ち株比率は71%となる。

 陳瑞聡仁宝総経理によると、宏葉と句容は合金技術に、大手フレームメーカーの可成科技(キャッチャー・テクノロジー)や鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)が採用するダイカストモールディングとは異なるチクソモールディングを採用しており、良品率を
高め、競争力が向上させられるとしている。

 陳総経理は、今年は予想出荷量2,200万台以上、来年は、少なくともノートパソコン市場全体の予想成長率20%を超える2,640万台に達すると語る。また、次のステップとしてプラスチック射出成形、金型などの部品メーカーを対象とする統合を目指すと予告し、「仁宝を世界で最も競争力を持つ企業にしたい」と抱負を述べた。仁宝の純利益は、第2四半期は前期比25%成長の32億5,100万元、上半期累計で58億5,200万元に上った。15日付経済日報が報じた。
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