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作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021314
エイサーのカルペラ搭載薄型ノート、3月末に発売
宏碁(エイサー)の薄型軽量ノートパソコン「Timeline」シリーズで、インテルのモバイル向け新プラットフォーム「カルペラ(Calpella)」搭載機種の発売は第2四半期と予想されていたが、ジャンフランコ・ランチ総経理は4日、同機種の発売は3月末となることを明言した。これによりエイサーは第2四半期、カルペラ版「Timeline」を主力商品と位置付けることが明らかとなり、市場の反応が良ければ、生産を受託する広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)も恩恵を受けそうだ。5日付電子時報が報じた。
昨年から導入された薄型軽量シリーズ「Timeline」が採用するインテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォームのプロセッサには「SU3500」や「SU9400」が搭載されてきたが、ユーザーから性能を疑問視する声が上がって売れ行きが振るわず、販売比率は当初予測の40~50%に対し、わずか10~20%にとどまっていた。
カルペラではプロセッサが「Core iシリーズ」に変更されることになり性能が向上する見通しで、さらに8時間のバッテリー持続時間は維持されることから、ランチ総経理は「こうしたモデルはユーザーがとても必要としている」と期待を示した。