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マクロニクスがプロセス移行急ぐ、NOR型フラッシュ供給不足で


ニュース 電子 作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021315

マクロニクスがプロセス移行急ぐ、NOR型フラッシュ供給不足で

 
 半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)の盧志遠総経理は、供給不足が続くNOR型フラッシュメモリーについて、「第2四半期も解消が難しい」と語り、同社は顧客の需要を満たすため今後、縮小版0.11マイクロメートル製造プロセスの研究開発(R&D)を積極的に進め、年内に0.11マイクロプロセスによる売上比率を60~70%まで拡大したいとの考えを表明した。5日付電子時報が報じた。

 現在マクロニクスのプロセス技術は0.13マイクロを主力としており、0.11マイクロによる売上比率は現段階で約10%まで拡大した。縮小版0.11マイクロプロセスは、従来の0.11マイクロプロセスに比べ生産量が30~40%向上するという。

 なお、フラッシュメモリー業界では、米マイクロン・テクノロジーがスイス・ニューモニクスを買収、エルピーダメモリも米スパンションからNAND型フラッシュメモリ技術の買収交渉を行うなど、統合の動きが進んでいる。これについて盧総経理は、「大手総合メーカーが顧みないような特殊な需要をターゲットにすれば、今後2、3年は十分なシェアを維持できる」と自社戦略を語った。