ソニーは4日、ノートパソコン「VAIO」シリーズで、同社初となるインテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載機種「Y15」を含めた春季向け新モデル6機種を台湾で発表した。生産は緯創資通(ウィストロン)が受託したもようだ。これら新製品は5日より発売を開始する。5日付電子時報が報じた。
ソニー初のCULVノート「Y15」(台湾ソニー提供)
CULV機種が登場して約1年、これまでソニーは、性能が成熟していないとして参入していなかった。しかし今回、十分な研究が重ねられた上で、「Windows7(ウインドウズセブン)」発売から時間が経ち、周辺機器も充実してきたとことなどから投入を決めた。
「Y15」はインテルCore 2 Duoプロセッサ「SU7300」、13.3インチ型ディスプレイを搭載、バッテリー持続時間6時間(別売りバッテリー使用で最長9時間)、重量1.77キログラムとなっている。希望小売価格は2万9,800台湾元(約8万3,000円)だ。
このほか、256GB・SSD(ソリッドステートドライブ)を搭載し、従来型ハードディスク搭載機に比べ5.5倍の読み取り・書き込みスピードを実現したビジネス向け高性能モデル「Z117」(8万4,800元)を含む「Zシリーズ」3機種、デザインや娯楽性能を重視した「Eシリーズ」2機種を発表した。