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男児が女児を8〜9%上回る、過去5年の新生児


ニュース 社会 作成日:2010年3月8日_記事番号:T00021324

男児が女児を8〜9%上回る、過去5年の新生児

 
 6日付自由時報によると、過去5年間に台湾で生まれた新生児の男女比率は、女児100人に対し、男児が108~109人となっている。台湾婦女団体全国聯合会(婦全会)は、国連が正常範囲としている男児105~106人を上回っているとして、意図的な産児制限が行われているのではないかと指摘している。

 特に2004年に出生した男児の割合は韓国とともに世界最高に達し、女児100人に対し男児110.7人だった。また2004年の男児割合を出生順別に見ると、▽第1子、108.7人▽第2子、109.4人▽第3子、122.6人▽第4子、134.1人▽第5子、122.8人――となっており、「第4子の男児出生比率の大幅拡大には、意図的に性別を選んだことがはっきりと見て取れる」と婦全会の何碧珍秘書長は指摘する。

 また、台湾の年間出生数が約20万人とすると、女児は男児に比べ、1年間で約2万人、10年で20万人、100年で200万人少なくなる計算となり、性別人口バランスが偏れば、配偶者不足や高齢者をケアする人の不足など社会問題につながると警告している

 なお韓国では近年、出生前の胎児の性別告知を禁止しており、男女比率の不均衡は既に改善しているという。