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妊娠安定休暇、妊婦に最長1年付与へ


ニュース その他分野 作成日:2010年3月8日_記事番号:T00021325

妊娠安定休暇、妊婦に最長1年付与へ

 
 行政院労工委員会(労委会)の王如玄主任委員は6日、勤労者の法定休暇を定める「労工請仮規則」を改正し、妊婦に対し、2年以内に最高1年の「安胎休養仮」(妊娠安定休暇)を付与する方針を明らかにした。7日付中国時報が伝えた。

 同規則は6月までに改正、施行される見通し。労委会によると、妊娠安定休暇は入院休暇と見なされ、通院休暇(最長30日)の制約を受けない。医師の診断書があれば、雇用主は申請を拒否できず、休職期間は労工保険の加入者資格が維持される。

 現行規則では、出産休暇や育児休職制度は出産後にしか適用されず、流産の恐れがある妊婦の休
暇取得が困難なケースが指摘されていた。

 このほか、がん患者が通院治療を行う際にも、従来の通院休暇では不十分なケースが多いため、入院休暇に準じて取り扱い、最長1年の休暇取得を認める。

 中小企業協会の王振保秘書長は「中小企業の経営は厳しく、新政策は人事コストの増大につながる」と懸念を示した。