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太陽電池モジュール価格、3%値上げか


ニュース その他製造 作成日:2010年3月9日_記事番号:T00021364

太陽電池モジュール価格、3%値上げか

 
 9日付電子時報によると、台湾の太陽電池モジュールメーカーによるオファー価格が、太陽電池用シリコンウエハーや太陽電池のオファー価格上昇を受け、3月から約3%値上げされたもようだ。現在1ワット(W)当たり1.85~1.9米ドルで、春節(旧正月)前の同1.8~1.85米ドルから上昇。なお、金融危機発生以降はほとんど値上げが行われていなかった。

 太陽電池モジュールメーカーによると、太陽電池モジュール需要の高まりは、ドイツ市場で第3四半期にも補助金カットが実施されることの影響だ。ただ、今回の値上げ幅は、太陽電池価格上昇によるコスト反映分にとどまっている。

 一方、中国のモジュール価格は年初から同1.7~1.85米ドルで安定している。無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)や阿特斯陽光電力科技(CSIアトス)など垂直統合型メーカーが多く、規模の経済からコスト競争力を持つためだ。

 欧州の太陽モジュールメーカーは、大部分が年初段階で太陽光発電システムメーカーと今年の価格を取り決めており、同2.3~2.5米ドルとなっている。