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ブルーレイドライブ、受託価格下落も普及進まず


ニュース 電子 作成日:2010年3月9日_記事番号:T00021371

ブルーレイドライブ、受託価格下落も普及進まず

 
 台湾の光学ドライブメーカーによると、ブルーレイディスク(BD)ドライブの受託生産価格は現在、1台当たり70~80米ドルで、2009年に100米ドルを切って以降下落が進んだ。しかし、DVDドライブの受託生産価格、同20米ドルとの価格差は依然大きく、9日付電子時報は、BDドライブの市場普及率は今年も10%前後にとどまると予測している。

 電子時報の市場調査部門「DIGITIMES Research」の予測によると、台湾メーカーによる第1四半期のBDドライブ出荷は34万台で、光学ドライブ市場全体の1.7%にすぎず、通年では前年比341%増の331万台に上るが、全体に占める割合は5%以下にとどまる見通しだ。

 BDプレイヤーの急速な値下がりや、ソニーや東芝などによるBD対応ノートパソコン投入、ハリウッド映画などのBD商品発売などBD商機が拡大しているとみられる一方、光学ドライブ業者は「BDが大幅に値下がりし、BDドライブがノートPCの標準装備となるまで、本格的な普及は困難」との見方を示した。