液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）が８日発表した２月連結売上高は、前月比14.5％減、前年同月比112.4％増の326億6,600万台湾元（約930億円）だった。２月は春節（旧正月）連休で営業日数が少なく、前月比減収となったが、証券会社の予想ほどは落ち込まなかった。１、２月累計の連結売上高は前年同期比147.6％増の708億9,100万元だった。９日付経済日報が報じた。
ＡＵＯの２月の大型パネル出荷は前月比15.3％減の801万枚、中小型パネルは同17.6％減の1,609万枚だった。
証券会社は、４日に発生した高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード（Ｍ）6.4の地震の影響で、３～４月は市場への供給量が減少し、パネル価格が上昇する可能性もあると予測している。
奇美電子（ＣＭＯ）の２月連結売上高は、前月比7.1％減、前年同月比100.2％増の265億9,100万元だった。大型パネル出荷は前月比8.8％減の664万9,000枚、中小型パネルは同12.9％増の1,376万1,000枚だった。
瀚宇彩晶（ハンスター）の２月売上高は前月比11.9％減、前年同月比170.1％増の44億200万元だった。大型パネル出荷は前月比27.1％減の68万9,000枚、中小型パネルは同6.9％減の972万4,000枚だった。
