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太陽電池材料の独ヘレウス、台湾にR&Dセンター設立


ニュース その他製造 作成日:2010年3月10日_記事番号:T00021390

太陽電池材料の独ヘレウス、台湾にR&Dセンター設立

 
 太陽電池用重要材料、銀ペーストの世界第2位サプライヤー、独ヘレウスが9日、桃園県南カン地区(カンは山の下に坎)に研究開発(R&D)センターを開設した。同社は2012年に台湾で太陽電池向け銀ペースト生産ラインを設置することも計画しており、台湾で年間100億台湾元(約282億円)に上るとみられる同製品の商機を狙う。10日付経済日報が伝えた。

 ヘレウスは、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)、益通光能科技(イートン・ソーラーテック)、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)など、台湾の太陽電池大手各社から銀ペーストの受注を獲得しており、取引関係にある。

 銀ペーストは、太陽電池生産において発電効率の鍵となる重要素材で、年産能力30メガワット(MW)の生産ラインで毎月150キログラムが使用される。価格は1キログラム当たり1,000米ドルと高額だ。ヘレウスの世界シェアは昨年末時点で25%、今年第1四半期は35%が見込まれている。