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太陽電池用ペースト、台湾メーカーが積極参入


ニュース その他製造 作成日:2010年3月10日_記事番号:T00021391

太陽電池用ペースト、台湾メーカーが積極参入

 
 台湾が世界的に重要な太陽電池生産拠点へと成長する中、同製品の表面、裏面に使用される銀ペーストおよびアルミニウムペーストは年間100億台湾元(約282億円)以上の商機が期待でき、このため光ディスク大手の国碩科技(ギガストレージ)が碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)に出資するなど台湾メーカーの参入が相次いでいる。さらにこうしたメーカーは、台湾を起点として今後中国市場での展開を狙っており、今年は太陽電池材料産業の成長に注目が集まる。10日付電子時報が報じた。

 台湾の太陽電池メーカーは、その品質の良さから世界市場で評価が高く、今年は各社が生産ラインの拡充を進め、台湾全体の生産能力は5ギガワット(GW)に達する見込みだ。これにより太陽電池メーカーが1年間で必要とするペースト材料は、太陽電池表面に使用される銀ペーストだけで100億元を超える規模で、これに裏面用銀ペースト、アルミニウムペーストが加わる。

 業界関係者は、これまで成長期にあった台湾の太陽電池メーカーはペースト材料を輸入に頼ってきたが、今後市場の競争が激しくなるにつれて台湾内での調達が重視されるようになるとしている。