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独ランティク、ADSLチップでビリオンを提訴


ニュース 電子 作成日:2010年3月10日_記事番号:T00021405

独ランティク、ADSLチップでビリオンを提訴

 
 ブロードバンド用通信チップメーカーの独ランティク・ドイチェランド(旧インフィニオン有線通信事業部)はこのほど、台湾の盛達電業(ビリオン・エレクトリック)にADSL(非対称デジテル加入者線)関連通信機器がランティクの特許を侵害しているとして、独デュッセルドルフ地裁に提訴したことを明らかにした。10日付工商時報が伝えた。

 ADSLの高速化規格「ADSL2+」に対応したチップセットで、ビリオンの製品に搭載されたチップセットは、誠致科技(トレンドチップ・テクノロジーズ)が生産したものだ。

 トレンドチップは「分析の結果、特許侵害はないとの結論に達しているほか、1年以上前にランティクの特許の有効性に疑問を呈する資料を先方に送っている。ランティク側は反論しなかったが、最近になって顧客(ビリオン)に対する訴訟が起こされたことは理解できない」とコメントした。

 ADSL2+対応チップセットは、米ブロードコムがトップシェアで、2位のランティクを3位のトレンドチップが昨年時点で追い抜いたと推定されるなど、2番手争いが激化している。