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力晶の設備投資、今年100億元超【図】


ニュース 電子 作成日:2010年3月10日_記事番号:T00021406

力晶の設備投資、今年100億元超【図】

 
 DRAM大手、力晶半導体(PSC)は9日の董事会で、今年度の設備投資額を100億~110億台湾元(約280億~310億円)とする計画を承認した。設備投資がほとんどゼロだった昨年に比べ大幅な増加となる。主に45ナノメートル製造プロセスへの移行に投じる予定だ。10日付工商時報が伝えた。
 
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 工商時報によると、今年は力晶が出資する瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)が120億元、提携先のエルピーダメモリが600億円を予定しており、エルピーダ陣営3社の設備投資総額は約432億元と、近年で最高水準に達している。

 DRAM業界では、製造プロセスの微細化競争激化に従い投資額を拡大させており、42ナノメートルを前倒しで導入する台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は当初、今年の設備投資を420億元としていたが、これを業界最高の520億元に上方修正、同じく台プラ傘下の南亜科技は190億元を予定しているものの、200億元を超える可能性が高いとみられる。