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中銀、利上げに慎重姿勢


ニュース 金融 作成日:2010年3月11日_記事番号:T00021418

中銀、利上げに慎重姿勢

 
 中央銀行が25日の理事監事会議で、不動産価格抑制に向け、利上げを実施するのではないかとの観測がある中、中銀は最近発行した「全球金融危機専輯」(世界金融危機特集)で利上げに慎重な姿勢を示した。11日付工商時報が伝えた。

 中銀はその中で、「資産価格の上昇が特定部門に限られる場合には、対象を絞った措置を取るのが望ましい」と指摘し、銀行による融資引き締めなどが有力な手段になるとの認識を示した。その上で「全面的な利上げは、資産価格が影響を受けるだけでなく、実体経済も影響を受ける。景気回復が初期段階にある中、利上げは成長の勢いをそぐ可能性があり議論の余地がある」と指摘した。

 一方、行政院経済建設委員会の蔡勲雄主任委員は10日、立法院での答弁で、「不動産価格の高騰は局部的な現象だ。普遍的な現象でない限り、利上げという手段を講じることには賛成しない」と述べた。