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台北資訊園区BOT、鴻海傘下企業など入札に関心


ニュース 建設 作成日:2010年3月12日_記事番号:T00021454

台北資訊園区BOT、鴻海傘下企業など入札に関心

 
 台北市政府が「台北の秋葉原」を目指し、BOT(建設・運営・譲渡)方式で建設を計画している「台北資訊園区」に対し、複数企業が入札に関心を示している。12日付蘋果日報が伝えた。

 入札に意欲を見せているのは、鴻海科技集団(フォックスコン)の賽博数碼広場(サイバーマート)、藍天電脳(クレボ)傘下の百脳匯(バイナウ)など台湾企業が中国で展開しているIT小売チェーンのほか、台北駅北側の商業施設「京站時尚広場(Qスクエア)」を経営する日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック)、家電量販大手の燦坤実業など。

 台北資訊園区はIT専門の商業施設「光華数位新天地」に隣接する市民大道三段と金山北路の交差点に建設される。計画では地上15階、地下6階の複合商業施設となる予定だ。建設費は20億~30億台湾元(約57億~85億4,000万円)が見込まれている。

 入札意向を固めたサイバーマートは、鴻海の郭台銘董事長から「予算を惜しまずに落札しろ」と指示を受けているとして、事業権獲得に強い意欲を示した。市場では中国で店舗展開経験があるサイバーマートとバイナウによる事実上の一騎打ちになるのではないかとの見方が有力だ。