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ダイキンのインバーターエアコン、値下げ戦略で首位奪回狙う


ニュース 家電 作成日:2010年3月12日_記事番号:T00021457

ダイキンのインバーターエアコン、値下げ戦略で首位奪回狙う

 
 ダイキン工業の台湾総代理店、和泰興業は11日、今年の新型インバーターエアコン23機種を発表した。昨年日立に奪われたインバーター市場シェア首位の座を奪回するべく、一部タイプの製品価格を3~5%引き下げた。日系ブランドとしては今年、唯一の新製品値下げとなる。12日付工商時報が伝えた。

 和泰興業の蘇一仲董事長によると、昨年下半期のダイキン経営陣との交渉で、今年の新製品の取引価格は従来の日本円ではなく米ドルをベースとすることに決定。為替レートが有利になったことで値下げが可能になったという。

 同社は今後5年の売上高目標を、▽2010年、200億円(販売台数15万5,000台)▽12年、300億円▽15年、400億円(シェア4割)――と定めている。

 なお、中国では遠雄集団(ファーグローリー)と提携し、上海万博の台湾館の空調工事を請け負った。さらに上海、東莞、天津、昆山などに拠点を設置し、現地に進出する台湾系企業のオフィスおよび工場の空調設備でも商機を狙う構えだ。