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鴻海がアムトラン買収?観測が再浮上


ニュース 家電 作成日:2010年3月12日_記事番号:T00021459

鴻海がアムトラン買収?観測が再浮上

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)が、主に米ビジオ(VIZIO)向けに液晶テレビを受託生産している瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)を合併するとの観測が再浮上している。郭台銘・鴻海董事長らが先日、アムトランを訪問したことが合併観測につながったようだ。アムトランは観測についてコメントを避けている。12日付電子時報が報じた。

 鴻海は液晶テレビの受託生産業務を強化している。業界筋によると、鴻海の2010年出荷は、ビジオ向け100万~200万台に加え、▽ソニー向け、500万台以上▽サムスン電子向け、300万台前後▽LGエレクトロニクス向け、多くて200万台──が予想され、全体で1,200万台規模まで拡大する見通しだ。

 一方、アムトランも、ビジオの液晶テレビが北米市場で好調で、09年の出荷台数は400万台、液晶モニターを加えると430万台に上った。

 なお、両社の経営スタイルの違いや、鴻海が北米市場に出荷を行うソニーのメキシコ工場を昨年に買収していることから、アムトラン合併を急ぐ必要性は薄れたとの見方もある。