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「父はセックスしないと延命できない」、女性24人だました男に強制治療要求


ニュース 社会 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021468

「父はセックスしないと延命できない」、女性24人だました男に強制治療要求

 
 「病気の父はセックスしないと延命できない」などとかたり、1人で父子の2役を演じて女性24人をだまして逮捕された55歳の男が12日、婦女暴行罪や詐欺罪などで起訴された。被害者24人のうち、21人が暴行を受け、13人が金銭をだまし取られており、被害総額は約3,000万台湾元に上ることから、士林地方検察署は裁判所に対し、犯人の許顕名被告に重刑を下すとともに強制治療の実施も求めている。

 許被告は2008年3月、インターネットのブログで自身を「安格爾」と名乗り、イケメンハーフモデルRichie Kulの写真を「自分」として掲載。ネットを通じて知り合った女性に、自分は海外留学中で結婚相手の台湾女性を探している。自分の父「安華」は富豪で、現在投資のため一人で台湾で暮らしているが前立腺がんで余命半年、などと説明。富豪のイケメン息子になりすました。

 許被告は、ネットでの女性との交際が進むと、「自分は台湾にいる父の世話ができないので、代わりに父を訪ねてほしい」と依頼。許被告は今度は父親になりすまして女性と会うと、国際経済や投資について雄弁に語ったり、4億元の小切手を見せたりと金のありそうな所を見せ、外資系企業の管理職女性をもすっかり信じ込ませてしまった。

 そこで「息子」から、「父は医師から『陽』を補うために女性と交わって射精すれば延命できると言われている。父のために男性器のマッサージなどをしてほしい」と、とんでもない依頼が飛び出したが、既に彼に夢中になっている女性たちは、抗えなかったようだ。

 こうして「父」は女性たちから性的なサービスを享受し、その際に暴行。女性が電話で「息子」に訴えると、「どうせぼくたちは結婚するんだから、ぼくの代わりに親孝行をしたと思えばいい」と慰められたという。

 被害者は28~48歳のセレブや教師、副教授、OLなどで、いずれも独身。有名な証券アナリスト女性も含まれていた。中には株投資に1億6,000万元を差し出したり、780万元の腕時計や車をプレゼントした被害者も。大半が報道を見てはじめて自分がだまされたことに気付いたという。