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第3次金融改革が始動、兆豊・第一を中心に再編推進


ニュース 金融 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021474

第3次金融改革が始動、兆豊・第一を中心に再編推進

 
 財政部は先週、政府系8大金融機関の総経理を集めた会合で、政府系金融機関の再編に向けた「第3次金融改革」の方向性を協議した。その結果、兆豊金融控股、第一金融控股を中心に再編を推進する基本方針が固まった。15日付工商時報が伝えた。

 財政部の曽銘宗・常務次長は「政府系金融機関の吸収合併を加速していく」と強調した。

 出席者によると、会合では▽彰化商業銀行(CHB)と兆豊金控の合併▽彰化銀行、第一金控、華南金融控股の合併──などの選択肢が取り上げられた。台湾銀行、台湾土地銀行、合作金庫銀行に関しては、政策的使命に配慮し、兆豊金控、第一金控の主導による金融再編からは除外された。

 会合に出席した政府系銀行幹部は「過去2回の金融改革で、政府系金融機関と民間金融機関の合併を推進する過程でさまざまな弊害が生じ、特定の勢力に便宜を図ったとの疑念を外部に生じさせた。このため、政府系金融機関同士の合併が最も望ましい」と指摘した。