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鴻海総裁、幹細胞治療センターを寄贈


ニュース 医薬 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021478

鴻海総裁、幹細胞治療センターを寄贈

 
 鴻海集団(フォックスコン)の郭台銘総裁が、がん診療に役立ててもらうために国立台湾大学医学院附設医院(台大医院)に贈った寄付金で設置された「台成幹細胞治療センター」が12日に開所した。13日付経済日報などが伝えた。

 郭総裁は2007年に弟の郭台成さん(前鴻準精密工業董事長)を骨髄性白血病で亡くしたことをきっかけに、台大に永齢基金会の名義で150億台湾元(約428億円)を寄付した。同センターは寄付金で設置された最初の施設。開所式には郭総裁や李嗣涔・台湾大学校長、陳明豊・台大医院院長らが出席した。

 同センターは職員16人の体制で発足し、過去26年の幹細胞移植例のデータベースも設置されている。

 鴻海集団と台大は、がん専門病院「台大癌医中心医院」の設置も計画しており、環境影響評価の完了を待って、年内にも着工される見通しだ。ベッド数は249床で、3年後の完成を目指す。