ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中鋼5号高炉、正式に生産開始


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021481

中鋼5号高炉、正式に生産開始

 
 鉄鋼大手、中鋼集団(CSC)は、傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)に設置され、2月26日に試験操業を開始した5号高炉で12日、スラブ鋼など半製品の生産を開始した。初回出荷分4,000トンは主にグループ各社に供給される。13日付工商時報が伝えた。

 鉄鋼業界では原料スラブ鋼は現在、需給がひっ迫し、ブラジル、ロシアなどでオファー価格がCIF(運賃・保険料込み)価格で1トン当たり620~630米ドルまで急上昇。また、中鋼の1号高炉が大規模な保守を行っており、5~6月までの生産停止で半製品供給量が100万トン減少するという。

 中鋼5号高炉からの半製品供給は、今年は多くてもグループ内向けの100万トンにとどまる見込みだが、市場の供給不足緩和には貢献しそうだ。