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ECFAで中国首相、台湾の利益への配慮改めて表明


ニュース その他分野 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021486

ECFAで中国首相、台湾の利益への配慮改めて表明

 
 中国の温家宝首相は14日、全国人民代表大会(全人代)閉幕後の内外共同記者会見で、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結交渉に関連し、中国側は関税減免やアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)で台湾側の利益に配慮していく方針を重ねて強調した。同日の新華社電などが伝えた。
 
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温首相は「兄弟」という言葉を連発し、「ささいないさかいがあっても、親しさに変わりはなく、問題は解決できる」と強調した(14日=中央社)
 
 温首相がECFA交渉で台湾側の利益に配慮する姿勢を示したのは2月27日に続き2回目で、台湾側では交渉前進に向けた期待感が高まっている。

 温首相は聯合報記者の質問に対し、ECFA締結に向けた原則として、▽平等な交渉▽相互に利益をもたらす▽相手の関心に注意を払う──という3項目を掲げた。

 その上で温首相は「わたしは確かに台湾に利益を譲ると言った。例えば関税の減免、アーリーハーベストの実現を通じてだ。台湾の農民を安心させる措置も取りたい。台湾紙はそれを大きく報道したが、その後に『われわれは兄弟なのだから』と語った部分はほとんど報じられていない」と述べた。