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TV用フラッシュメモリー争奪戦、台湾メーカーに恩恵


ニュース 電子 作成日:2010年3月15日_記事番号:T00021491

TV用フラッシュメモリー争奪戦、台湾メーカーに恩恵

 
 半導体メモリーの供給不足が続く中、パソコンや液晶テレビで使用される、SPI対応のNOR型フラッシュメモリーをめぐってサムスン電子とソニーの液晶テレビ大手が争奪戦を繰り広げており、台湾のメモリーメーカーに対し積極的に支援を要請しているとの観測が伝えられている。このためSPIフラッシュメモリー価格は2月から第2四半期までに30%上昇するとみられているが、いずれのメーカーも生産能力が小さく、供給不足は当分解消されそうにない。15日付電子時報が報じた。

 深刻な景気低迷にあった2009年、ほとんどのNOR型フラッシュメモリーメーカーは生産能力の拡充を行わなかったが、現在、PC買い替え需要の高まりを発端に半導体の供給が逼迫(ひっぱく)しており、これに押される形でテレビ用SPIフラッシュメモリー不足の規模が拡大している。

 NOR型フラッシュメモリーメーカーによると、これまで液晶テレビ大手のサプライチェーンに加わるのは非常に難しかったが、現在はテレビ大手の方から供給を求められる状況だ。ただ、供給量に限りがあり、大手の需要に応えるのは難しいという。