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桃園空港全面改修へ、超大型旅客機の就航可能に


ニュース 運輸 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021499

桃園空港全面改修へ、超大型旅客機の就航可能に

 
 行政院経済建設委員会(経建会)は15日、桃園国際空港の全面改修計画を承認した。1979年の供用開始以来初となる大規模改修で、滑走路の幅と長さを拡張し、2014年の完工時には韓国・仁川国際空港やシンガポール・チャンギ国際空港と同様、現在運航中の世界最大の旅客機「エアバスA380」クラスの離着陸が可能になる。16日付聯合報が伝えた。

 今回の改修計画は空港周辺開発の「桃園航空城」計画と歩調を合わせたもので、北と南の両滑走路は幅60メートルから75メートルに、南は長さ3,350メートルから3,800メートルに延伸する。その他照明や排水設備などの改良工事も行う。総工費は107億台湾元(約300億円)。さらに、交通部は3本目の滑走路設置の可能性を検討中だ。

 なお、改修工事の実施期間、飛行機の離着陸への影響が懸念されていることについて、交通部民用航空局は「工期は49カ月だが、滑走路の工事が行われるのは実質14カ月で、南北の滑走路の工事の時期をずらし、管制を強化して対応する」と説明した。