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年興紡織、ベトナムで増産


ニュース その他製造 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021509

年興紡織、ベトナムで増産

 
 衣料品メーカーの年興紡織は15日、ジーンズ生地の受注好調などを受け、1,500万台湾元(約4,260億円)を投資し、ベトナムの3工場で増産を図ったことを明らかにした。年間で10億元の増収が見込まれる。16日付工商時報が伝えた

 ベトナムでは、拡張された生産ラインが今月から稼働を開始した。今年後半にはユニクロ向けの出荷も開始する予定で、今後も業績は堅調に推移する見通しだ。

 一方、年興紡織は同日、十分な運転資金を保有し、資本金が過大だとして、6.88%の減資を董事会で決議した。減資規模は約4億元で、株主には1株当たり0.68元の割合で資本金が返還される。配当金(同1元)と合計では、株主に同1.68元が支払われる計算だ。

 同社は09年12月期に12億2,100万元の最終利益を計上し、1株当たり利益が2.07元に達するなど業績が好調だった。繊維業界では最近、業績不振で減資後の増資を行う企業が多かったが、資本金の過多を理由に減資を行うのは異例だ。