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DRAM不足が深刻、台湾メーカーに優遇契約も


ニュース 電子 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021521

DRAM不足が深刻、台湾メーカーに優遇契約も

 
 16日付電子時報によると、かつてないほどの深刻な供給不足が続くDRAM市場では最近、デル、華碩電脳(ASUS)、ソニーなどパソコンブランドが、大手DRAMメーカーから十分なDRAMが確保できないとして、スポット市場の台湾メーカーに支援を求めており、3カ月の長期供給という優遇条件も提示しているようだ。

 メモリー業者は今回のDRAM不足について、PCの需要が高まっていることに加え、米マイクロン・テクノロジーおよび同社と提携する南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が、50ナノメートル製造プロセスへの移行を進めていることで供給量が急減したことが要因と指摘している。また今後、DRAM不足が続けば、台湾系モジュールメーカーのDRAM調達にも影響が出ることが懸念されている。

 一方、一部業界関係者は、DRAMが不足した際、通常PCメーカーは、モジュールメーカーとDRAMメーカーに対し同時に供給量の調整を求めるため、両者の間にダブルブッキング現象が起きていないか、注視する必要があるとしている。