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新奇美電、組立工場の台湾移設検討【表】


ニュース 電子 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021522

新奇美電、組立工場の台湾移設検討【表】

 
 3社合併により18日に誕生する新生「奇美電子(チーメイ・イノルックス)」で総経理への就任が決まっている段行建・群創光電(イノルックス・ディスプレイ)董事長は16日付工商時報のインタビューに応じ、新奇美電の経営戦略について、中国での賃金上昇、生産拠点の集中で生じるリスクなどを考慮し、ディスプレイ機器組立工場の一部を台湾に移設することを検討していると明らかにした。昨年群創が用地取得の入札参加意向書を提出した新竹科学工業園区(竹科)竹南園区(苗栗県竹南鎮)が候補地とみられる。
 
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 ただ、段董事長は、台湾への工場移設について、「最大の問題は労働者が確保できないこと」と語り、政府に対し、台湾へのUターン投資を呼び掛けるだけでなく現実に存在する問題を解決するよう求めた。

 また段董事長は、新奇美電の売上高規模について「単月350億台湾元(約990億円)を下回ることはなく、多ければ600億元に達し、単なるパネル受託メーカーの友達光電(AUO)は上回る」と語った。