昨年クレジットカード債務問題などで36万台に低迷した自動車販売が、今年はさらに32万～33万台まで落ち込んで「谷底」になるという見通しが、中華汽車工業の張世和協理によって示された。しかし、原油高などの悪材料が出尽くし、今後３カ月間、各メーカーが相次いで新車やモデルチェンジ車を発売し強力なセールスを展開するため、市場は底打ちから徐々に回復に向かうとしている。
中華汽車は今月30日、台湾の市場特性に合わせてリニューアルした三菱ランサーフォルティス2.0を発売する。和泰汽車は第４四半期に、カムリー2,400ccやレクサスのハイブリッドモデル「RX400H」などを発売する予定だ。
交通部の統計によると、７月の新車登録台数は昨年同月比9.6％減の３万2,969台で、１～７月の登録台数は昨年同期比16.2％減の20万4,190台だった。17日付中国時報が報じた。
三菱ランサー フォルティス２.０
（中華汽車工業提供）
