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国民党、「王金平外し」で内紛か


ニュース 政治 作成日:2007年8月20日_記事番号:T00002178

国民党、「王金平外し」で内紛か

 
 19日付中国時報によると、中国国民党(国民党)内部で、呉伯雄主席と呉敦義秘書長、および廖風徳副秘書長の3人と、王金平副主席(立法院長)による内部対立が起きている。

 呉主席は、王氏が来年の総統選挙で馬英九前主席とペアを組んで副総統候補として出馬することを拒否したため悪感情が生まれ、18日行われた温哈熊元国防部聯勤司令の告別式では、参列者一人一人と握手していた際に王氏をわざと跳ばし、完全に無視したという。呉秘書長は、立法院長を狙っているため、王氏に闘争を仕掛ける考えとされる。廖副秘書長と王氏は、廖氏が立法院の国民党団書記長を務めていた時から関係が悪い。

 南部で集票力を持つ王氏と党中央の関係悪化が事実とすれば、来年の総統選挙情勢にも微妙な影響を及ぼしそうだが、呉主席、呉秘書長とも王氏との関係悪化説を強く否定している。