ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

利上げ路線維持できるか、中銀が9月に検討


ニュース 金融 作成日:2007年8月20日_記事番号:T00002183

利上げ路線維持できるか、中銀が9月に検討

 
 米連邦準備制度理事会(FRB)がサブプライム住宅ローンの焦げ付きによる金融不安を解消するため、公定歩合を引き下げたことを受け、中央銀行がこれまでの段階的利上げ路線を維持できるかに注目が集まっている。周阿定・中央銀行副総裁は18日、9月下旬の政策決定会合で是非を検討するとの認識を示した。19日付経済日報が伝えた。

 台湾の公定歩合は現在3.125%。外資系銀行幹部は「中央銀行はこれまでの段階的利上げ政策を維持するのではないか。米国のサブプライム問題は台湾と直接的関係がないため、9月には0.125%の利上げ空間がある」と話している。

 一方、域内銀行幹部は「段階的利上げ政策は見直しを迫られ、公定歩合は年内据え置きが有力だ。台湾も世界の流れには逆らえない」と述べ、金融界の見方は定まっていない。