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94年生まれ以降の兵役廃止へ、軍事訓練に切り替え


ニュース 社会 作成日:2010年4月2日_記事番号:T00021872

94年生まれ以降の兵役廃止へ、軍事訓練に切り替え

 
 内政部の簡太郎政務次長(次官)は1日、台湾の徴兵制度が2015年にも志願制に切り替えられるのに合わせ、1994年度(学年)生まれ以降の男子から兵役義務を廃止し、期間4カ月の軍事基礎訓練へと切り替える方針を明らかにした。今後、兵役法の改正が進められる。2日付聯合報が伝えた。

 また、徴兵に代わり公共機関などで兵役に相当する期間勤務する「替代役(代替役)」に関しては、18年の廃止まで維持される見通しだ。

 郭清泉・行政院役政署長は「現在16、17歳の少年は、志願制導入以降兵役の必要はなくなる」と述べた。

 ただ、郭署長が「この時期に公表するのは微妙だ」と簡次長の発言に苦言を呈し、境目となる年齡層の混乱や反発を招くことに懸念を表明した。

 一方、国防部の趙克達人力司長は同日、立法院で兵役廃止年限に関して明言を避けた。また、国防部が同日配布した報道資料で、内政部の説明を「事実ではない」と否定するなど、政府内部の足並みはそろっていない。