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ECFAアーリーハーベスト、品目で合意【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年4月2日_記事番号:T00021875

ECFAアーリーハーベスト、品目で合意【表】

 
 桃園県で2日間の日程で行われた中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の第2回交渉が1日終了した。注目のアーリーハーベストは次回以降も引き続き協議が行われるため、双方は詳細を明らかにしようとしないが、盛り込む品目とサービス業の分野、および課題点について合意がなされた。特例的原産地規定に関する交渉に着手することも決まった。 2日付工商時報が報じた。
 
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ECFA第2回交渉の結果を記者会見で説明する黄志鵬局長(左)。一部メディアが中国側が「貿易正常化」「全面自由化」の文言を締結文書に入れるよう求めたと報じたことに対し、「事実と異なる」と反論した(2日=中央社)
 
 台湾側代表を務めた黄志鵬・経済部国際貿易局長は、ECFA締結後に投資保護協議に関する交渉に入ることを明らかにした。今回取り上げられなかった金融分野は、次回交渉で討議することも明言した。知的財産権の保護問題についても今回やり取りがあり、関連条文が次回民間トップ会談(第5回江陳会)で議論されることが決まった。
   
 中国代表である中国商務部台湾・香港・マカオ司の唐煒司長は、中国側が提出したアーリーハーベストの候補項目に農産品は含めなかったと明らかにし、「来陸(中国)は台湾の農民に十分な配慮を行う」と改めて表明した。 

 第3回交渉の日程は、双方の準備状況および江陳会のスケジュールと議題に応じて決められる。