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マレーシアとの閣僚級経済会議、6年ぶり復活


ニュース その他分野 作成日:2010年4月6日_記事番号:T00021904

マレーシアとの閣僚級経済会議、6年ぶり復活

 
 施顔祥経済部長が3月31日マレーシアを訪問し、「台湾・マレーシア第7回閣僚級経済貿易会議」に出席していたことが分かった。同会議は2004年6月を最後に中断されていたが、約6年ぶりの再開となった。2日帰台した施経済部長は会談の成果についてはコメントを避けたが、「双方の雰囲気はとても良かった」と語った。3日付聯合報が報じた。

 経済部官僚によると、施経済部長はマレーシアのムスタファ・モハメッド国際貿易産業相に対し、自由貿易協定(FTA)を締結したいとの意向を表明。同相はこれに対し、「中国との海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が締結されれば、台湾とマレーシアのFTA締結にやや有利となる」と発言した。

 聯合報は、同会議の再開はECFAによる効果と報じている。経済部官僚は、「ECFA締結後はさらに多くの東南アジア諸国連合(ASEAN)の国家と、経済・貿易に関するハイレベルでの対話再開が期待できる。特にシンガポールとだ」と指摘した。

 台湾と東南アジアは、陳水扁前政権が独立志向を強めた結果、関係が冷却化していた。