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宝成ベトナム工場、大規模スト発生


ニュース その他製造 作成日:2010年4月6日_記事番号:T00021916

宝成ベトナム工場、大規模スト発生

 
 ベトナム紙トイチェーなどによると、台湾の製靴大手、宝成国際集団のベトナム法人「宝成ベトナム」の工場(ドンナイ省ビエンホア)で、1万人を超える労働者が今月2日からストライキに入った。会社側は5%の賃上げに応じる姿勢を示したが、労働者らは週末時点で職場復帰を拒否し、事態は長期化の様相を見せている。

 労働者らは賃上げと祝日出勤時の割増賃金支給などを要求している。また、労働者はコストが4,000ドン(約20円)程度の粗末な食事しか与えられず、十分な栄養が取れないとも訴えている。 
 労働者らはストに参加せずに工場で仕事を続けた労働者に、魚介ペーストやブタの血を浴びせるなど抗議をエスカレートさせた。同工場では主にナイキ向けの受託生産を行っているという。

 ベトナムでは急激な物価上昇を受け、昨年から低賃金の繊維工場や製靴工場を中心にストが頻発している。労働者がストを実施するには、原則として20日前に当局の認可を得ることが義務付けられているが、事実上空文化している。