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豊興の鉄筋価格、過去19カ月で最高値【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年4月7日_記事番号:T00021954

豊興の鉄筋価格、過去19カ月で最高値【図】

 
 鉄鉱石およびスクラップ鋼の国際価格上昇を受け、鉄筋大手の豊興鋼鉄は6日、鉄筋価格を1トン当たり800台湾元引き上げると発表した。値上げ後の1トン当たり価格は、2万700台湾元(約6万1,400円)、実際の取引価格は約2万200元で、過去19カ月で最高値となり、2008年第3四半期末の水準に迫った。同社は形鋼価格も1,000元引き上げて2万2,400元に、スクラップ鋼買い取り価格も600元引き上げて1万3,500元とした。7日付工商時報が伝えた。
 
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 南部の威致鋼鉄は既に今月2日鉄筋価格を1トン500元引き上げ、実際の取引価格を2万500元としており、海光企業も、近日中に値上げを行い、豊興と同じ水準を維持するとしている。

 今回の値上げについて業界関係者は、原料となるスクラップ鋼の国際価格が、ベトナムやトルコの鉄鋼メーカーによる大量調達を受けて先週以降、上昇を続けていることが主因と指摘した。国際スクラップ鋼は現在、ばら積みで1トン当たり480米ドル、コンテナ積みは同435米ドルに達するなど、春節(旧正月)以降1トン50~80米ドル上昇したという。