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保険金目的で親族3人殺害、被告女性に死刑求刑


ニュース 社会 作成日:2010年4月8日_記事番号:T00021964

保険金目的で親族3人殺害、被告女性に死刑求刑

 
 賭博による借金を返済するため、保険金目的で実母、夫とその母親の3人を9カ月のうちに次々と殺害したとして起訴された林于如被告(29)の裁判で、南投地検は7日、林被告に死刑を求刑した。8日付蘋果日報が伝えた。

 担当検事は「死刑存廃をめぐる論争が高まっているが、被告は親族3人を殺害するなど、手口は残酷で、死刑をもってしか正義を実現できない」と求刑理由を説明した。

 検察によると、林被告は賭博で2,000万台湾元(約5,900万円)以上の借金があり、返済に行き詰まったため、保険金目当てでの殺人を計画。殺害された3人には林被告を受取人とする総額1,718万元の保険がかけられていた。

 林被告は08年11月、実母の林侯月雲さん(当時53)を階段から突き落とし、頭蓋内出血で死亡させたほか、昨年5月に夫の母親の鄭恵升さん(当時47)、同年7月に夫の劉宇航さん(27)が入院した際、点滴に農薬や睡眠薬を混ぜ、いずれも殺害した。

 林被告は現在、南投看守所(拘置所)に収監されているが、死刑が求刑されたことを聞いても、特別な反応を示していないという。