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ECFAの条文、主権問題回避で合意か


ニュース 社会 作成日:2010年4月8日_記事番号:T00021966

ECFAの条文、主権問題回避で合意か

 
 8日付自由時報は消息筋の話として、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に主権問題にかかわる文言を条項に盛り込まないことで基本合意が成立していると報じた。

 中台はまた、世界貿易機関(WTO)や関税および貿易に関する一般協定(GATT)、サービスの貿易に関する一般協定(GATS)の規定をECFAに引用しないことでも一致しているという。一連の決定は中国側の要求に基づいたもので、既に台湾側も受け入れを表明しているという。このほか、ECFAの締約文書は中国語版のみを公式文書とする方針も固まったもようだ。

 交渉関係者によると、台湾側は当初、各国が自由貿易協定(FTA)を締結する場合と同様に、ECFAにもWTO、GATT、GATSの規定を引用すべきだと主張したが、中国側は「ECFAは(国家間ではない)両岸間の事柄だ」として強く反対。台湾側の交渉担当者は上層部からの指示で中国側に譲歩したという。